5-ALAは、使われる目的や製品の種類によって位置づけが異なります。医療の分野では、5-ALA塩酸塩ががんの光線力学診断に使われる医薬品として承認されている例があります。米国FDAで承認されているGleolanも、悪性神経膠腫の手術中に腫瘍組織を見えやすくするための光学イメージング剤です。

一方、日本国内で一般に販売されている5-ALAサプリメントは、医薬品ではなく健康食品として扱われます。つまり、糖尿病を治療する薬として承認されているものではありません。健康食品としての5-ALAは、日本酒、納豆、発酵食品などにも含まれる成分として知られており、体内にも存在する成分です。

そのため、「5-ALAは糖尿病を治す薬です」とは現段階で断定できませんが、「糖代謝やミトコンドリア機能に関わる成分として研究されている」との説明できます。これは、健康食品について疾病の治療・予防効果を標ぼうする表現は、医薬品的効能効果とみなされる可能性があるためです。