
WHAT IS BIOZIPCODE™?
Biozipcode™とは
必要な治療を、必要な細胞へ。
現在の医薬品は、治療したい細胞だけに作用するとは限りません。
薬剤が血液を通じて全身へ分布することで、治療対象ではない細胞や組織にも作用し、それが副作用や投与量の制約につながることがあります。
株式会社バイオジップコードが研究開発するBiozipcode™は、特定の細胞や組織を選択的に認識する短鎖ペプチド配列を探索し、その配列を診断・薬物送達・遺伝子送達などへ応用する細胞標的化プラットフォームです。
私たちが目指しているのは、
「どの分子を狙うか」だけではなく、
「どの細胞へ届けるか」を設計できる医療です。
Biozipcode™は研究開発中の細胞標的化プラットフォームです。標的細胞への結合、選択性、体内分布、安全性、薬物動態、製造可能性は、候補配列、標的細胞、キャリア、搭載する治療用分子等によって異なります。
特定のBiozipcode™候補が、ヒトにおいて標的細胞だけに結合することや、副作用を完全に生じないことが確立されているわけではありません。臨床応用には、候補ごとに十分な非臨床評価、製造・品質評価、倫理審査、臨床研究および規制当局による承認が必要です。

BIOZIPCODE™
Biozipcode™と日本の郵便番号
日本の郵便番号は、7桁の数字によって特定の地域を識別します。
Biozipcode™では、この考え方を細胞に応用します。
細胞や組織の表面には、それぞれ異なるタンパク質や分子環境があります。そこへ選択的に結合する短鎖ペプチドを探索し、細胞を識別する「住所コード」のような情報として利用することを目指しています。
20種類のアミノ酸から7残基を組み合わせると、20⁷ ≒ 12.8億通りの配列候補が存在します。
この巨大な配列空間の中から、目的とする細胞や組織に結合する候補を探索し、比較・選別・検証していきます。
NOT A SINGLE PEPTIDE
Biozipcode™は、一つの配列ではない。
Biozipcode™は、特定の一つのペプチド配列を指す名称ではありません。目的とする臓器、細胞、病態によって、異なる標的配列を探索・選択していく技術プラットフォーム全体を表しています。
例えば、
- 神経細胞
- 脊髄
- ミクログリア
- 特定臓器
- がん細胞
- 糖尿病幹細胞候補
など、それぞれ異なる対象に対してBiozipcode™候補を探索することができます。
つまり、「細胞ごとの住所録をつくる」ことが、この技術の基本的な考え方です。
FROM MOLECULE TO CELL
分子標的から、細胞標的へ。
現在の標的治療では、特定の受容体や酵素、タンパク質などの「分子」を標的にする方法が広く用いられています。
一方、同じ標的分子が正常な細胞にも存在している場合、その正常細胞にも薬剤が作用する可能性があります。
Biozipcode™が目指すのは、特定の分子だけを見るのではなく、細胞全体の特徴を利用して標的細胞を識別することです。
分子標的(Molecular Targeting):
特定のタンパク質や受容体を標的とする。
細胞標的(Cell Targeting):
標的細胞に選択的に結合するペプチドを利用し、細胞単位で治療対象を識別する。
Biozipcode™は、既存の分子標的治療を否定するものではなく、その先にある新しい標的化のレイヤーをつくることを目指しています。
VISION FOR TARGETING
どうして副作用がない薬の開発が可能になるのか?
薬物を特定の標的細胞だけに届ける新しい輸送システム「Biozipcode™」を活用した細胞標的化技術を応用して、標的細胞に直接作用する薬の開発が可能です。
MOLECULAR TARGETING
分子標的薬
CELL TARGETING
細胞標的薬
FROM ADDRESS TO DELIVERY
「住所」を見つけるだけでは、治療にはならない。
Biozipcode™の最終目的は、標的配列そのものを見つけることではありません。見つけた配列を、実際に治療や診断に利用できる形へ発展させる必要があります。
私たちは、Biozipcode™を大きく3つの技術レイヤーとして考えています。
01 ADDRESSING
細胞の住所を見つける

特定の細胞・組織を認識するペプチドを探索し、細胞アドレスのデータベース化を目指します。
02 DELIVERY
その住所へ治療を届ける

Biozipcode™候補を、
- 低分子薬
- 核酸
- siRNA
- 遺伝子
- タンパク質
- 標識分子
などの治療・診断用分子と組み合わせます。
03 VECTOR
治療を運ぶ仕組みをつくる

目的に応じて、
- ウイルスベクター
- 人工ベクター
- ペプチドベクター
- ポリマー
- その他のDDSキャリア
などとの組み合わせを研究します。

BIOINFORMATICS
12.8億通りのパターンから、
必要な配列を探す。
Biozipcode™研究では、実験だけでなく情報解析が極めて重要です。
NGSによって得られるペプチド配列は膨大であり、
- 臓器間比較
- 個体間比較
- 正常/疾患比較
- 血管/実質比較
- 配列類似性
- モチーフ
- タンパク質相同性
- ネットワーク
- 病態との関連
などを計算によって解析します。
株式会社バイオジップコードの研究は、以前からin vivo・in vitroの実験に加え、バイオインフォマティクス、独自ソフトウェア、GPGPUを活用した大規模計算など、in silico研究を組み合わせて進めてきました。
Biozipcode™は、
Wet Biology × Sequencing × Bioinformatics
を組み合わせた研究プラットフォームでもあります。

OUR GOAL
細胞の住所録を、次の医療基盤へ。
私たちが目指しているのは、一つの治療薬だけを開発することではありません。
多様な臓器や細胞について、
- どのペプチドが
- どの細胞へ
- どの程度選択的に結合するのか
という情報を蓄積し、「細胞アドレス」のデータ基盤へ発展させることを目指しています。
その情報と、医薬品、診断薬、遺伝子治療、核酸医薬、再生医療材料などを組み合わせることで、さまざまな疾患へ応用できる細胞標的化プラットフォームを構築します。









