技術ライセンス

TECHNOLOGY LICENSING

技術ライセンス

研究成果を、
導入可能な開発アセットへ。

新しい技術が研究室で有望な結果を示していても、それだけでは医薬品や診断技術として社会へ届きません。

製薬企業や研究機関が次の開発段階へ進むためには、科学的な仮説だけでなく、再現性のあるデータ、知的財産、標的の妥当性、測定方法、製品コンセプト、そして次に取得すべきデータが明確であることが重要です。

株式会社バイオジップコードでは、糖尿病幹細胞研究とBiozipcode™細胞標的化技術から生まれた研究成果を、単なる特許や研究ノウハウとして保有するのではなく、

Partnerが評価し、導入し、次の開発へ進める「技術パッケージ」へ。

という考え方で技術ライセンスを進めています。

OUR LICENSING PHILOSOPHY

「特許を渡す」のではなく、
「次の開発判断ができる技術」を渡す。

私たちが考える技術ライセンスは、特許番号だけを提示して終わるものではありません。

たとえば糖尿病幹細胞研究であれば、どの細胞を治療標的としているのか。その細胞はどのようなデータによって病態との関係が示されているのか。ヒトではどこまで確認されているのか。そして、次にどのデータが得られれば臨床開発へ進めるのか。

Biozipcode™であれば、単に「細胞へ結合するペプチドがある」というだけではなく、標的選択性、正常細胞との差、Payloadとの適合性、体内分布、製造可能性までを検証し、具体的な製品へ落とし込む必要があります。

そのためライセンスの対象を、

Intellectual Property
+ Scientific Evidence
+ Know-how
+ Assay / Platform
+ Development Plan

として捉えています。

THREE LICENSING OPPORTUNITIES

現在の研究から生まれる、3つの主要なライセンス領域。

糖尿病の病態修飾治療

DIABETES THERAPEUTICS

糖尿病の病態修飾治療

私たちの糖尿病研究は、「血糖値を下げる」という治療だけではなく、糖尿病を持続させる細胞状態そのものへ介入できないかという問いから発展しています。

研究チームでは、糖尿病モデルにおいて異常な造血幹細胞・骨髄由来細胞が膵β細胞の再生や合併症に関与する可能性を研究してきました。

2023年の『Communications Biology』では、STZ糖尿病マウスにインスリンとHDAC阻害剤givinostatを一定期間投与し、治療終了後にも正常血糖が持続する結果が報告されています。

この前臨床研究を起点として、

高血糖の安定化
↓
異常な細胞状態への介入
↓
内因性インスリン分泌・再生機能の回復
↓
治療終了後の効果持続

という病態修飾治療の開発を目指しています。

この領域では、治療候補、用量、製剤、対象患者、バイオマーカー、非臨床開発を一つのProduct Conceptとして整理し、製薬企業との導出・共同開発を検討します。

糖尿病幹細胞を「測る」技術

BIOMARKER & COMPANION DIAGNOSTICS

糖尿病幹細胞を「測る」技術

治療標的となる細胞が存在するとしても、その細胞を患者ごとに測定できなければ、精密な治療開発はできません。

そこで株式会社バイオジップコードでは、糖尿病幹細胞候補を末梢血から検出・評価するバイオマーカー研究を進めています。

2026年には、2型糖尿病患者の末梢血CD34陽性細胞集団について、candidate cellular biomarkerとして解析した査読論文が報告され、動物モデル中心の研究からヒトでの検証へ研究が進み始めています。

この技術を将来的に、

対象患者を見つける
↓
治療する
↓
治療後に細胞状態を再評価する

という流れへ発展させることで、患者層別化やコンパニオン診断への応用を目指します。

診断薬・検査・医療機器企業とは、研究用アッセイ、flow/FACS、細胞捕捉、Biozipcode™標識、IVD、コンパニオン診断など、パートナーの技術基盤に応じた開発を検討します。

一つのResearch Questionから始める。

BIOZIPCODE™ CELL TARGETING

パートナーの治療候補を、必要な細胞へ。

Biozipcode™は、特定の細胞や組織へ結合する短鎖ペプチドを探索する細胞標的化プラットフォームです。

ファージディスプレイ、in vivo biopanning、NGS、バイオインフォマティクスを組み合わせることで、目的とする細胞へ結合する候補配列を探索します。

この研究基盤は、これまでに後根神経節、脊髄、ミクログリアなどへの標的遺伝子・siRNA送達や、がん細胞への標的化研究へ応用されてきました。

Biozipcode™のライセンスで特に重視しているのは、プラットフォームそのものを抽象的にライセンスするのではなく、Partner Assetと組み合わせた具体的な製品をつくることです。

例えば、

薬効はあるが、標的外作用が開発上の課題となっている。
核酸医薬を目的の細胞へ十分に届けられない。
疾患特異的な細胞は分かっているが、その細胞を選択的に治療できない。

こうした課題に対して、

Partner Payload × Biozipcode™ × Delivery System

という新しいアセットを共同で形成します。

BUILDING PRODUCT-SPECIFIC IP

プラットフォームから、独占可能な「候補製品」へ。

製薬会社が導入を検討する際には、「技術として面白い」だけでは十分ではありません。

最終的に何を独占できるのか。

が重要です。

Biozipcode™では、研究の進展に応じて、特定の細胞を認識する新規ペプチド配列、その関連配列、Payloadとのコンジュゲート、DDS・製剤、用途、患者選択などを組み合わせ、製品固有の知的財産へ発展させることを目指します。

つまり、

Platform IP

だけでなく、

Product-Specific IP

をつくることが重要です。

既知の治療用分子を利用する場合でも、既存物質そのものの物質特許だけに依存するのではなく、新規標的ペプチド、組成、製剤、治療方法、患者選択、コンパニオン診断などを組み合わせた多層的な保護を検討します。

EXISTING INTELLECTUAL PROPERTY

糖尿病研究から生まれた知的財産。

現在公開されている主要な国際特許ファミリーには、

PCT/JP2020/039044
異常幹細胞を標的とする糖尿病治療

PCT/JP2020/039045
幹細胞遊走を利用する糖尿病治療

PCT/JP2022/008036
糖尿病および合併症の治療、診断、検出

PCT/JP2022/040140
HDAC調節による糖尿病および合併症治療

があります。

これらは現在の糖尿病治療、糖尿病幹細胞バイオマーカー、患者選択、診断技術などを支える知的財産基盤です。

Biozipcode™については、今後取得される標的ペプチドや製品構成ごとに、新たな知的財産を形成していきます。

次のエビデンスを、ともにつくる。

WHAT IS READY TODAY?

どこまで分かっていて、
何が次の課題なのか。

技術ライセンスにおいて、私たちは研究成果の成熟度を過大に表現しません。

たとえば糖尿病治療プログラムには、査読済みのマウス前臨床PoCがあります。一方、それは「IND/CTA対応の非臨床パッケージが完了している」ことを意味するものではありません。

現在までに、

病態仮説
→ 動物モデルでの治療PoC
→ ヒトでの初期バイオマーカー研究

というエビデンスが積み上がっています。

次の段階では、

製品定義
→ dose / schedule
→ PK / PD
→ regulated toxicology
→ CMC
→ GMP clinical supply

を進める必要があります。

同様にBiozipcode™についても、ペプチド探索・標的送達の研究実績はありますが、各製品候補についてaffinity、specificity、biodistribution、payload compatibility、manufacturabilityなどを確認する必要があります。

この「何が終わっていて、何がまだ必要なのか」を明確にしたうえで技術評価を行っていただくことを重視しています。

ライセンス

A LICENSING PATH THAT REDUCES RISK

いきなりライセンスする必要はありません。

初期研究段階の技術では、導入側にも一定の科学的リスクがあります。

そのため、株式会社バイオジップコードでは、技術の成熟度に応じて段階的なライセンスを検討します。

最初に共同研究を行い、標的細胞での再現性やBiozipcode™の選択性を確認する。

その結果が一定の基準を満たした段階でOption to Licenseを行使する。

さらにin vivo PoCや非臨床データを取得した段階で本ライセンス・共同開発へ進む。

このように、

Research Collaboration
→ Data Milestone
→ Option
→ License / Co-development

という形を取ることで、科学的リスクを一つずつ下げながら開発を進めることができます

パートナーの皆様へ

パートナーの皆様へ

糖尿病幹細胞研究とBiozipcode™細胞標的化技術を基盤に、難治性疾患の新たな診断・治療技術の開発を進めています。

製薬企業・研究機関の皆様へ

糖尿病幹細胞やBiozipcode™などの研究基盤を活用し、製薬企業・研究機関との研究開発や社会実装に向けた連携を進めています。

共同研究

糖尿病、がん、再生医学、バイオマーカー、DDSなどの分野で、大学・研究機関・医療機関・企業との共同研究を進めています。

技術ライセンス

糖尿病の治療・診断、異常幹細胞、HDAC関連技術、Biozipcode™などの研究成果について、技術ライセンスを検討しています。

共同開発

特定の細胞や組織を認識する短鎖ペプチド配列を探索し、診断や薬物送達へ応用する細胞標的化プラットフォームです。

投資・資本提携

研究開発と社会実装を中長期的に推進するため、事業シナジーを重視した戦略的な投資・資本提携を検討しています。

資料ダウンロード

株式会社バイオジップコードの会社概要、研究・技術、パイプライン、共同研究、ライセンスなどに関する資料をご覧いただけます。